ゴールデンウィークの遠出は、渋滞、人混みで泡を吹いてぶっ倒れるのがおち。しかし、虫探しには絶好の気候。行かないわけにいきません。狙いはなんと、埼玉方面のタケウチトゲアワフキ。ついでに、同じトゲアワフキの仲間ながら、トゲがない、トゲナシトゲトゲのようなはぐれ者、ムネアカアワフキも探すという、泡吹きまくりの虫見でした。
いい陽気の日が続いたので、タケウチはほぼ100%羽化済み。羽化の様子を観察しようという目論見は、アワフキの泡と消えました。
でもタケウチトゲアワフキは格好いい。日本には見栄えのいいツノゼミはいませんが、このトゲアワフキは、外国のツノゼミに負けない迫力があります。
幼虫は、シナノキの枝にくるっと巻き付いた筒状の石灰質の巣を作ります。これがその巣。海岸の岩場でよく見るオオヘビガイにそっくりです。
巣の出口には、幼虫の抜け殻。
巣の前でポーズをとるタケウチトゲアワフキ。
交尾中に失礼して、手乗りしていただきました。
森上信夫隊長以下、不思議なアワフキ探検隊。