虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

アルゼンチンの巨大イボバッタ

 地球の反対側アルゼンチンは今が真冬。しかし、アルゼンチンの虫ガールこと瀬戸山知佳さんが滞在するフォルモサ州は亜熱帯なので、朝夕は寒くても、昼間は快適に虫探しができるそうです。一年中、虫と遊べる。いいですよねー。
 もちろん、知佳さんは遊んでばかりいるわけではありません。調査活動の合間、シエスタの昼休みに、昼寝もせず、虫を探しています。虫探しも調査活動の一環ですから、シエスタ中も働き続けているとも言えます。遊んでいるにしても、働いているにしても、羨ましい限りです。

 これは調査拠点の近所の用水路。
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 写真の風景の一部を切り取ってみると。
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 巨大なバッタが潜んでいました。
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 ナンベイイボバッタ科のTropidacris collarisなのだそうです。学名っぽいのが出てきました。やはり遊んでいるのではなく、仕事です。

 顔つきはお世辞にも美しいとは言えませんが、羽を広げると、実に美しい。
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 この青い波模様の羽を広げて、街中をゆったりと飛んでいることもあるそうです。南米の青空に映えそうですね。

 これはコハナバチの仲間。
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 そして、この緑で丸っこいのは?。カエル?
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 いいえ、これでもツノゼミです。
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 このハムシのようなのは、マルハナノミの仲間だそうです。あまりにも鮮やかな色模様。作り物のおもちゃのようですね。
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 瀬戸山さんの参加しているプロジェクトは、チーム・アルヘンティーナのブログhttp://blogs.yahoo.co.jp/argentina_laslomitasで紹介されています。