3日の日曜日から、早めの夏休み。行き先はマレーシアの首都クアラルンプールから恐らく一番近い高地雲霧林に覆われたフレーザーズヒル。もう10数年前のことになりますが、シンガポール特派員だったころ、子供を連れて、フレーザーでの某昆虫教室に参加したのが、熱虫症再発のきっかけでした。
ここで度肝を抜かれたのが、ホテルの照明に飛んできた巨大テナガコガネ♂の雄姿。カブトムシ並みの巨体に、とんでもなく長い腕。こんな虫が本当に地球に実在するのか、わが目を疑いました。もし再会できたら、涙ものです。でも季節的には、まだちょっと早いらしいです。
特定外来生物に指定されているマレーテナガコガネを日本国内で養殖・販売して逮捕された人が最近ニュースになっていましたね。
長い腕で、どんなに誘われても、こいつを連れて帰るのは絶対ダメです。それに、フレーザーの自然の中では、とって持ち帰っていいのは写真だけ、残していいのは足跡だけです。だからこそ、テナガコガネのたくさんいる自然が守られているんですね。