今やそのユーカリは鬱蒼とした森になっていて、コアラが何匹かひそんでいてもおかしくない風景です。
そして、ユーカリとともに、入ってきては困る外来昆虫もやってきました。そうです。ユーカリハムシです。夢の島名物数々あれど、やはり、虫好きの人々にとって一番の名物はユーカリハムシでしょう。名物と言っても、売店では売っていないので、自分で探しましょう。
夜行性と言われますが、昼間もけっこう、チョコマカと走り回っています。
低いところにあるユーカリの葉が、こんな風に食い荒らされていれば、近くにユーカリハムシが潜んでいる確率大ですね。
たいていは土色で今一つ、いや、今二つぐらい、パッとしない見た目のハムシですが、赤っぽくて、まずまず美形のもたまにいます。
下草にひっかかった枯枝にも、眠っているのがいました。夜行性の片鱗を見せています。
これが普通のパッとしない見た目のユーカリハムシです。
指に乗せて大きさチェック。ハムシとしては大きい方で、走り回っているとけっこう目立ちます。
余談ですが、ユーカリの葉から抽出した油は、アロマオイルとして有名ですね。柑橘系に近いいい香りがして、呼吸器疾患にも効果があるようです。葉をちぎってみると、確かにいい香りがします。部屋でユーカリハムシを飼ったら、飼育容器の隙間から、アロマオイルの香りが漂ってくることでしょう。是非試してみたいと思います。