虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

フジハムシの成長アルバム

 津久井湖城山公園シリーズ。次はフジハムシ。春はハムシの色々なステージが一気に見られるのが楽しいですね。

 藤(フジ)の幼木の葉がこんな風に食い荒らされていたら、越冬明けの成虫、卵、幼虫と色々見られる確率大。
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 成虫発見です。
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 卵もありました。ルビー色の艶々した卵が、幼木の新緑に映えます。
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 新芽の先に孵化後間もない小さな幼虫。透明感が幼さを示しています。
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 と思ったら、その近くに、もっともっと、孵化したての幼虫がいました。透明な卵の殻がまだ幼虫の前後に残っているので、今しがた殻を割って出てきたところでしょうか。卵とほぼ同じ色の幼虫なので、殻が近くになければ、幼虫なのか卵なのか、ほとんど区別が付きませんね。
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 大きく成長した幼虫は、単独行動が多くなります。
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 葉っぱの上でアルバムをめくるように成長の過程を確認できるのがハムシ探しの醍醐味。でも、醍醐味と言うにはあまりにもスケールが小さい。