夏も終わりかけた8月末、葛西臨海公園で「東京の虫風景」写真に挑戦してきました。
まずは単なる風景写真。園内周遊のパークトレインですね。観覧車と組み合わせることで、葛西臨海公園の写真であることをアピールします。
そして、観覧車とアゲハチョウ。相手が飛び回る蝶なので、狙い通りの写真はなかなか撮れないものですね。
ミノムシと虫捕り少年です。ちょうどミノムシが糸を吐きながらブランブランと下りてきたので、チャンスと思ったのですが、構図的にはもう少し下まで降りてきてほしいところです。
葛西で「東京の虫風景」らしい写真が撮れたのはこれだけでしたが、ついでに人間の生活に深くかかわってきた虫を見つけました。イボタロウムシです。
イボタの木に寄生するカイガラムシの仲間で、♂の集団が出すこの白いロウ物質を精製してイボタロウを作ります。イボタロウは、現在でもろうそくの原料や、家具の艶出しに使われているようです。
全然昆虫にはみえないですね。♂の幼虫はこの白い塊の下にいるらしいです。
♀はボール状。たぶんこれが♀です。これまた全然虫には見えません。
あとはただの虫です。シラホシカメムシの仲間。かわいいので、ただの虫でも許してやってください。
クマゼミ見納め。高い枝先にいることが多いので、歩道橋の上から探して、正面から撮ることができました。