浜離宮で鳥を見た後は虫。そろそろテントウムシが越冬していないかと、樹木の表示板の裏を見ると、「ウッギャー」的な状況が。
気を取り直して、再び庭園内を散策。すると、アオキの葉裏になぜか棘が。
葉っぱをひっくり返して良く見ると。アオスジアゲハの蛹。葉っぱの上にもう一つ葉っぱがくっついたような、良くできた擬態だ。
しかし、アオスジの食樹は、クスノキかタブノキ。なのに、なぜアオキに。周囲を見回すと、何本かクスノキの大木がある。アゲハ類の幼虫は、蛹化する際にかなりの距離を移動することがあるが、あの大木から降りてきて、わざわざアオキの一番上まで上って蛹になったのだろうか。クスノキにいるに違いないと思い込んで探す虫記者の目をあざむくのが目的だったのか。