キイロテントウの幼虫がいた桑の葉に、もう一種小さな天道虫がいました。
外国からのお客さんクモガタテントウです。北米原産で30年ほど前に初めて日本でも見つかったそうです。東京・中央区の公園では、桑、フヨウの葉裏など、キイロテントウがたくさんいる場所に、必ずと言っていいほど、こいつの姿があります。同じウドンコ病菌を食べている上、12月でも平気で羽化する寒さに強い成虫越冬のテントウであることもキイロテントウと同じ。最近日本全国に勢力を拡大しつつあり、キイロテントウにとっては警戒すべき相手です。
クモガタテントウの蛹。
キイロテントウに比べると地味ですが、最後に勝ち残るのは、派手なやつではなく、こうした地味なやつであることも多いので、注意が必要です。