虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

春を待つ眠れる森のアオバセセリ

 雨模様の寒い日が続いているので、虫記者も巣ごもりです。そんな時に隙間風が吹く心を慰めてくれるのは、100円ショップの虫籠の中の眠れる森の美女たちです。ということで、今日は我が家で春を待つ蝶の蛹、幼虫を御紹介します。
 まずはアオバセセリ。蛹化したばかりの時は、こんなきれいな色でした。
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 ところが、魔女に魔法を掛けられたためか、しばらくすると、こんな化石のような色になってしまいました。アオバセセリの蛹は、我が家に二つあり、一つは八王子産ですが、もう一つはなんと23区内の生まれです。
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 次は葉脈付きの葉っぱに擬態したアオスジアゲハの蛹。100円虫籠の中ではこの擬態も役に立ちません。
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そして、おなじみのナミアゲハの蛹です。冬の蛹は茶色と相場が決まっていますが、なぜか一つは緑になってしまいました。
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 最後は、ベランダの植木鉢のエノキで飼っていたアカボシゴマダラの幼虫です。植木鉢の中の落ち葉の裏で越冬態勢に入りました。
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アカボシの春型は、純国産ゴマダラに似た夏型とは全く違う印象の、白っぽい大きな蝶になります。来春が楽しみです。