虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

ようやく会えた超地味なフユシャク♀

 ようやくフユシャクの♀を見つけました。でもかっこいいチャバネフユエダシャクではなくて、超地味なウスバフユシャク(たぶん)です。井の頭公園で4匹、葛西臨海公園で1匹。全員柵、看板など人工物で見つけました。羽が全くない上、ともかく小さくて地味なので、木に止まっているのを見つけるのは至難の業と思われます。
 
大写しにすると、それなりに存在感がある
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 しかし、本当はこんなに小さい。小指の先と比べています。
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 ♂はたぶんこれ。メチャメチャ大量発生していて、20~30匹は見つけました。
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 ついでに27日に葛西で見つけたサシガメを2種ご紹介します。サシガメ嫌いの人は見ないで下さい。あまり気持ちのいい連中ではありません。
 
木片の裏にいたナカグロアカサシガメ
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松の木の表示板裏で集団越冬していたヤニサシガメの幼虫
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ヤニサシガメは背中に松ヤニなどを塗り付けているので、触るとベトベトします。なので、写真のように体にごみが張り付いていることがよくあります。こう紹介すると、ますます嫌いになる人が多いでしょうが、松の木の害虫の天敵として、森林関係者には歓迎されているようです。