虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

御苑は熱帯インコの天国に

 先日代々木公園でみつけた熱愛インコ。調べてみると、新宿御苑には大集団がいるらしい。3日に早速行ってみると、ギー、ギーと熱帯のジャングルを連想させる声。バサ、バサと羽音がしたと思ったら、10数匹の群れが飛び立ちました。見慣れない細長い尾。インコに間違いありません。そのうち2羽がプラタナスの木のてっぺんに止まりました。やっぱり、ワカケホンセイインコです。近くの案内板には、インコの紹介文まであります。それによると、ここのフランス庭園のプラタナス並木は、インコのお気に入りの休憩場所になっているそうです。地球温暖化がもっと進めば、日本はインコ天国になるのかもしれませんね。
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 インコを見ると気分は南国ですが、虫たちにとっては春はまだ先。歩道脇のヒサカキの林には、ウラギンシジミが3匹、葉裏でじっと寒さに耐えていました。私が見つけるウラギンは1枚の葉に複数いたことはありません。何匹かまとまっていても、隣の葉にいたり、数十センチ離れたところにいたりして、プライバシーを重んじている感じがします。今回の3匹も、数十センチ間隔でばらばらに越冬していました。
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カメムシたちも、もうしばらくは冬篭りが続きそうです。

いい越冬場所を見つけたツヤアオカメムシ
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ミナミトゲヘリカメムシでしょうか。まだ寒そうです。
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