虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

キャメロンハイランドへは危険な道を選べ

 キャメロンハイランドへは、クアラルンプールから高速でイポーまで行って、そこから若干戻る感じの新しい広い道ができていて、タクシー運転手はそちらを行きたがりますが、虫好きなら、旧来のタパーからの狭くて、くねくねして、危険な道を上った方がいいですね。
 マレーシアの国蝶、ラジャ・ブルック・バードウィング(アカエリトリバネアゲハ)が群れているクアラ・ウー公園は、この道を上り始めてすぐに右折したところにあります。キャメロン滞在中にここまで下って来るのは大変ですから、行き帰りの途中に寄るのがいいですよ。以上、虫好きの人のためだけの観光ガイドでした。虫好きでなければ、途中で車酔いになること確実のこの道を行く必要は全くありません。
 
 車酔いになる前にまずは、トリバネアゲハで気分を高揚させておきましょう。
 
 近影です。赤い襟巻きが南国ムードたっぷりの毒々しさです。
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 集団での吸水風景。吸水に来るのはすべて♂です。優雅な柄の♀は後のお楽しみです。
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 今回はちょっと奥まった人気のないところにしか集団が見られませんでしたが、子供たちがバシャバシャ水浴びしている開けた場所の近くにもわんさといることがあるようです。
 
 アオハダトンボ系のトンボでしょうか。でも、羽を開いた時の緑色の輝きはびっくりするほど鮮やかです。一瞬、きれいな蝶だと勘違いしてしまいます。
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 クアラ・ウーを後にしてくねくね道を少し上って、少し気分が悪くなったら、イスカンダルの滝で一服しましょう。滝壺で足を冷やすと元気回復です。
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 滝壺に立つスタイルのいい女性は、もちろん、うちの妻ではありません。
 
 でも虫好きだったら、滝や滝壺の女性に気をとられて広場のハイビスカスに群がる蝶を見逃してはなりません。暑さに耐えて、カメラを構えましょう。
 
 ハイビスカスに来たツマベニチョウです。
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 シロオビモンキアゲハは、かなり羽が傷んでいました。
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 撮影には失敗しましたが、アサギシロチョウやタテハ、シジミチョウもたくさん飛んでいました。絶対外せないポイントの一つですね。