虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

キャメロンの雑蝶一気出し

 今日はマレーシア・キャメロンハイランドの雑多な蝶たちの一気出しです。優雅な蝶たちは、ベランダの肘掛け椅子かなんかに座って、1日のんびり眺めていたいといつも思うのですが、日本人の海外旅行は常にバタバタで、余裕がありません。一瞬のシャッターチャンスを逃すまいと、汗だくで走り回ってしまいます。今回もそんな、汗だく、バタバタの成果です。
 あー、金と時間の余裕が欲しい。でも余裕があっても、きっとバタバタ走り回るでしょうね。落ち着きがないのは生まれ付きですから。
 
 ラフレシアを見に行く現地ツアーの途中で出会ったキシタマダラ。足元のおぼつかないジャングルの道なのに、すごい強行軍でした。だから団体行動は嫌なんです。蝶の写真撮ってたら、急げと怒られました。
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 森の中でひっそりと暮らすジャノメチョウの仲間も、よく見るとなかなか凝ったデザインです。
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 カザリシロチョウの仲間は文句なくきれいです。
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 羽はボロボロですが、雑多な蝶の中では一番のお気に入りです。正体は不明です。足が4本に見えるので、タテハ系でしょう。
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 シマジャノメの仲間。日本にはこの仲間はいないかもしれません。
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 これは定番ですね。タイワンシロチョウです。街中にもよく飛んでいます。日本で言えば、モンシロチョウみたいなものです。
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 オランアスリが仕掛けたわなに誘われてきたフタオチョウの仲間です。こんな紙切れに騙されるんですね。
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 アカオビセセリ。セセリにしてはかなり大きいです。最初はタテハかと思いました。
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 これはシンプル。ウラボシシジミです。暗いところに多くて、撮りにくい。
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 尾がなくなっていますが、オナガシジミタテハだと思います。
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 このウラナミシジミの仲間が、熱帯では一番普通種みたいです。日本で言えばヤマトシジミみたいなものかも。
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