成虫も、白黒の粋な模様。墨流しとはまた、いい名前を付けたものです。墨を水面に浮かべて模様を紙などに写し取るあの技法です。でも最近は成虫、幼虫とも、見かける機会が少なくなりました。今年はようやく9月になって、高尾で、ボロボロになった成虫に会うことができました。本当に久しぶりの出会いで、こんなボロでも嬉しくなりました。
草刈り後の小川の土手には、セリ科の雑草がたくさん芽を出していました。そこへやってきたのはキアゲハ。
若葉の裏に次々と産卵していました。よく見ると、右側の葉の表にも一つ、卵が生んでありますね。望遠ってすごい。遠くからでも、こんなのが写っちゃうんです。