身近にあった黄金の蛹

　黄金の蛹と言えば、オオゴマダラが有名ですよね。昆虫園とかでしか見たことがない、憧れの蛹です。南西諸島まで行かないと、自然の中で黄金の蛹を見ることはできません。

　　昆虫園の定番。オオゴマダラの蛹。

 

　ところが、身近にもあったんです。オオゴマダラに負けず劣らずの黄金色の蛹が。それは何と、普通種のヒメアカタテハの蛹だったんです。

 

　見て下さい。この見事な黄金色。そしてこの手の込んだ造形。田中貴金属に持ち込んで、現金に換えたいぐらいです。これが本物の黄金だったら、貧乏生活から抜け出せるのに。

　　ヒメアカタテハの蛹。純金製と言われたら信じてしまいそう。

 

 

 覚えていらっしゃいますか、あの幼虫を。あの毛虫がこんな見事な蛹になったんです。　

 

　足立区生物園でオオゴマダラの蛹のクリスマスツリーを見たことがありますが、ヒメアカタテハの蛹を沢山ぶら下げたら、もっと豪華なツリーになりそうですね。