虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

ナメクジハバチの幼虫はまるで水まんじゅう

 ナメクジハバチの幼虫は夏向きですね。水ようかんのような、水まんじゅうのような瑞々しさ。片栗粉のような半透明の皮はいったい何でできているのでしょう。気になりますね。
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 こいつはケヤキにいたので、ケヤキナメクジハバチの幼虫でしょう。水まんじゅうの片栗粉の部分は黄色味がかっていて、餡はウグイス豆のような涼し気な緑。


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 前から見ると、頭部もスッポリ片栗粉の皮で覆われていて、その下からプヨプヨの足らしきものが見えます。

 ところが、この瑞々しい写真を撮った翌日には、保湿効果満点のプヨプヨした皮を脱いで、前蛹になってしまいました。
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 これが脱いだ皮。いかにもコラーゲンたっぷりっていう感じ。水分が詰まっていたのでしょう。脱皮殻の周囲はかなり湿っぽいです。
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 前蛹の写真を撮っていたら、前蛹が歩きだしました。かなりカサカサのお肌です。早く蛹にならないと、皮膚がひび割れてきそう。
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 翌日には、ティッシュの間であわてて繭を作って蛹になっていました。
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