虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

高尾山の虫見シュラン・ガイドその7、ヒメツチハンミョウ

 今回は一番すいていて、山道らしい稲荷山コースで下山です。既に時は午後4時。日は落ちかけ、ハイカーも減って、一人取り残されそうな不安にかられます。
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 しかし、きれいなシャクガの幼虫を見つけたりすると、足を止めざるを得ません。ヒロオビトンボエダシャクでしょうか。虫ミシュラン・ガイド一つ星☆です。
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 続いて、歩道の丸太の上にゴマフカミキリ。人通りが少なくなったので、こんなところにも虫が出てきます。これは☆なしで通り過ぎます。
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夕方はオサムシの時間。きれいなアオオサムシも登場です。まだ人がいたのかと、迷惑顔ですね。緑の輝きに免じて星一つ☆
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小さなオサムシもたくさん出てきました。オサムシはみんな似ていて、見分けがつきません。
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元気な山ガールに追い越され、もうほとんど人気がなくなりました。
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すると、薄暗い山道に毒虫代表のヒメツチハンミョウ。巨大な女王アリのようです。大きさを分かりやすくするため、決死の覚悟で指を近づけてみました。その勇気に星二つ☆☆
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 登山口にたどり着いたのは午後5時半。稲荷山コース下山の最後の一人だったかもしれません。
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