高い枝にいたアカボシゴマダラを撮ろうと、石垣に登ったのはいいのですが、降りる際に地面に膝を打ち付けてしまいました。
白が基調のアカボシゴマダラ春型は、夏型よりずっと大きいのが多くて、遠目にはアサギマダラのように見えます。
ここで登山は断念。京王線の線路脇を通って高尾山口駅へ抜ける裏道に向かいます。
見かけた蝶はクロアゲハ、ウラギンシジミ。
あ、忘れてました。スミナガシの幼虫を。
あまりに小さくて、まだあのトランプのジョーカーのような角もない、見栄えの悪いイモムシです。
しかし、ここで注目したいのは、その造形物です。スミナガシの小さい幼虫は、アワブキの葉を先の方から食べていきますが、その際に、食べ残し部分を糸でつなぎ合わせて、カーテンのようなものを作ります。動く彫刻、モビールのようなものですね。
幼虫は、たいてい、食べ残した葉脈の先の方にいます。見事なモビールにムシミシュランは星2つ。
葉の切れ端の一つ一つが、丁寧に糸でつないであります。