虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

オオキンカメムシ飼育断念

  ドットコムの「昆虫記者」でご紹介したキンカメ御殿の主人、清水喜一から、オオキンカメムシの卵をいただきました。

最初は紫色だった卵。
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赤くなって、卵の中に顔が見えてきました。白いドットで描かれた円形は、卵の蓋です。これを開けて幼虫が出てきます。
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 そして、真っ赤な幼虫が大挙して生まれてきました。
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  ところが、餌のアブラギリが手に入る前に、親族の不幸で突然帰省することに。1週間後に帰宅すると、幼虫は死滅。申し訳ないことをしてしまいました。当分カメムシ飼育には手を出さないことにします。

その後、横浜市の金沢自然公園にあるアブラギリの林を見に行くと、高い木の上を、オオキンカメムシがブンブン飛び回っていました。越冬地の城ケ島あたりから産卵のために飛んできたのでしょう。
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 今年は家での飼育は諦めて、時々ここに幼虫を観察しに行くことにしようっと。