虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

町田の小さい春

 町田の里山では、その他、小さい春がたくさん見つかりました。
 トホシクビボソハムシ
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 ヒメカメノコテントウ
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 みんな春の陽気に誘われて、愛を語っていました。

 イラガの繭のてっぺんの菊の紋章のようなものは、イラガセイボウというきれいな寄生蜂の寄生痕なのだそうです。イラガよりイラガセイボウの方がずっと人気が高いので、健康な繭には見向きもせず、この寄生された繭を選んで持ち帰る人もいるようです。
 蝶の蛹から寄生蜂が出てきてがっかりということも多いのですが、イラガの繭の場合は、寄生蜂が出て大喜びということになるそうです。
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 ヨモギにはキクスイカミキリ。ヨモギを食害するのは構わないのですが、菊を食害すると害虫扱いされます。
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 モモブトカミキリモドキは極小なので見過ごしがちですが、オスの太ももは魅力的です。
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 ここのルリタテハの幼虫は寄生率が高いので、確実に蝶にするには、このメロンのような卵から育てるのが確実です。
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 草原の中を白い糸のようなものが、ヒョコヒョコ見え隠れ。クロハネシロヒゲナガです。
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 小さなイモムシ、毛虫の集団もでてきます。コナラにいたので、オオトビモンシャチホコでしょうか。
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 草をかき分けたらハムシの大集団が。群れている理由は不明です。集団見合いでしょうか。
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 ここの常連ヨツモンクロツツハムシ。
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 なまめかしい姿のジャコウアゲハの蛹もありました。
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