2度目のボルネオ旅行を終えて帰ってきたら、自宅でアゲハモドキが羽化していました。
旅行から帰ってくると、大切な虫が干からびて死んでたりすること、よくありますよね。アゲハモドキの蛹は、いい子にして虫記者の帰国を待っていてくれて、帰国直前に羽化したのでしょう。羽もほとんど傷んでいませんでした。
いつもの手乗りで、アゲハモドキの誕生祝い、虫記者の帰国祝いです。ミニチュアのジャコウアゲハのようですね。
幼虫は白いロウ物質を体中にまとった変なやつ。全然アゲハになんか似てません。ミズキにいます。あんなに目立つのに、見つけたのはこれまで2回だけです。
羽化後の繭を割ってみると、中は白い粉だらけ、蛹も粉まるけ。粉が飛び散ってむせ返りそうです。
毒のあるジャコウアゲハに擬態しているということで、胴体もジャコウアゲハ風に赤くておしゃれです。「毒があるから食べない方がいいよ」という偽の警告色なのでしょう。