今回は瀬戸山さんの一番のお気に入りの虫、カメムシです。女性の虫好きには不思議とカメムシファンが多いですね。小さな幼虫時代から成長の過程が楽しめるのが、母性本能をくすぐるのかもしれません。
まずは珍妙な姿、おかしな姿勢のヘリカメムシの仲間です。アルゼンチンのヘリカメムシなんて、日本で紹介されたことはほとんどないと思います。貴重ですね。
これもヘリカメ。なかなかの体格です。太い脚が魅力。
これはサシガメの仲間だそうです。前足はカマのようになっていて、背中はゴツゴツした鎧のよう。これが交尾で2匹重なると、まるでお城の天守閣。見応えありますね。
次の2種類は、オオホシカメムシ科とのこと。サシガメとは違ってやさしく繊細な模様です。
このきれいな柄のカメムシは、よく似たきれいな柄のハムシといっしょにいることが多いそうです。
そのハムシがこれです。
仲がいいのかと思いきや、そうでもないようです。仲間のふりして、実は市民に成りすました暗殺者。赤いカメムシは、赤いハムシの幼虫を食ってしまうそうです。
異国での調査活動は苦難の連続のようですが、「カメムシが活力の源」なんて言っている瀬戸山さん。虫さえいれば苦労もなんのそのって感じでしょうか。
瀬戸山さんの参加しているプロジェクトは、チーム・アルヘンティーナのブログhttp://blogs.yahoo.co.jp/argentina_laslomitasで紹介されています。