虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

エビガラスズメ、グレーのコートの下は海老柄

 エビガラスズメが羽化しました。エビガラは蝦殻と書くようですが、海老の柄の方がファッショナブルでいい感じです。

 羽化直後は羽が伸び切っていないので、海老の柄が際立ちます。グレーのショートコートを肩にひっかけて、その隙間から、ど派手な海老柄をのぞかせるファッションセンスは、どこか大阪のおばちゃん的です。
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 クシャクシャだった羽が
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 だんだん伸びてきました。
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 前から見ると、モフモフのウサギのよう。
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 羽が伸び切るまでは、羽を立てた状態なので、まだ海老柄が見えます。
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 完全に羽が伸び切ると、羽の向きを変えて、腹部を覆い隠してしまうので、海老柄が見えなくなって、灰色一色になるのですが、その直前の10秒ほどが一番の見所でした。4枚の羽を斜めに広げて、海老柄を完全露出。「どうだ」と言わんばかりの見せ場です。
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 そして、灰色のコートで全身を包んでしまいました。
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 これでは海老の気配はどこにもありませんね。