虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

夫はただの邪魔男・エゴツルクビオトシブミ

 津久井湖城山公園の別の場所に移動しました。
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 ここのエゴノキも揺籃だらけ。

 さっきとは別のエゴツルクビオトシブミのカップルを発見。やはり、揺籃作りの最中の♀を狙うという、どさくさ紛れの交尾をしてました。エゴツルクビの世界では、このパターンが定着しているようです。上にもう一匹♂がいます。
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 その後、♂同士の格闘となって、結果的に邪魔な♂は2匹ともいなくなりました。こうなると、♀の作業は一気にはかどります。やっぱり、♂は役立たずで、煩わしいだけの存在だったようです。今回は最後まで作業を見届けようと思います。
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 これで完成です。なんと、今回はわずか20分の作業。旦那が休日に家に居ると「邪魔で邪魔でしかたがない」という主婦のぼやきも理解できますね。わが家も例外ではありません。
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 ♀は満足げに完成品の上で、ホッとため息を付くと、すぐに飛び立っていきました。きっと次の揺籃づくりの作業場に移ったのでしょう。なんと甲斐甲斐しい。もう尊敬の一言ですね。
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 それに比べて、ぶらぶらして、♀の作業の邪魔をすることしか考えていない♂は呑気なものです。
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 これこそ♂のあるべき姿だなんて考えている人間の♂もいるかもしれませんね。