虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

怪獣シャッチーと呼びたい本家シャチホコガ幼虫

 食欲の秋、サツマ芋も太くなりますが、芋虫毛虫も、蛹で越冬する前にモリモリ食べて、ぶっとくなります。そうです。秋はぶっとい芋虫の季節でもあるんです。

 初秋にカツラの木で見つけた、ほっそりしたシャチホコガの幼虫。まだまだ、伝説の怪物「鯱(しゃちほこ)」には程遠い存在ですね。小さなムカデ程度の不気味さです。これが本当にあの怪獣シャッチーになるのか、ちょっと自信が持てません。
イメージ 1

イメージ 2

 でも半月後には、こんなに立派なお姿に。もう押しも押されもしない立派な鯱です。以前育てたヒメシャチホコではなくて、本家のシャチホコガであることが、この時点ではっきりしました。
イメージ 3

イメージ 4

 このあたりが最大化した状態です。この数日後には、蛹室にお隠れになってしまいました。
イメージ 5

 これが、カツラの葉で作ったおしゃれな蛹室。怪物が閉じ込められていると思うと怖くて開けられないですね。

イメージ 6