館山野鳥の森は小春日和。ファミリーハイキングコースを宮ノ谷方面に進むと、小高い丘にマテバシイの群落を発見しました。陽だまりになった草原にはウラナミシジミやアカタテハの姿。これは期待度大です。
日向ぼっこを邪魔され不機嫌なウラナミシジミ
しかし、マテバシイの森で見つかったのは、ムラサキツバメの単独越冬ぐらいで、オオキンカメムシの姿はありません。こんな絶好の日和は、またとないかもしれない。このまま帰るわけにはいきません。
諦めて早く帰れと言いたげなムラサキツバメ
必死で探していると、「おっ」。あのオレンジ色は?
なーんだ、マサキの実でした。
「おおっ」。あの紫色は?
残念、クサギの実でした。
ちょっとわざとらしい振りです
そして諦めかけて、元来た道を戻り始めた時、「うおおおっ」。葉裏に張り付いたあの虫影は誰だ。「い、い、いたぞ」。助手として連れてきた息子を呼ぶ声が震えます。果たしてそれは、本当にオオキンカメムシなのか。
思わせぶりに縮小された画像
感動の出会いか、それとも大どんでん返しか。話は次回に続きます。