虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

トイレ脇の不審者H氏

 ブログの先達「I」氏に教えていただいた千葉幕張方面の公園にて、12月11日、ムラツ、ムラシ軍団の歓迎を受けました。まず、公園に入ってすぐのサザンカの茂みに舞い降りてきたムラサキシジミ。紫の部分が広いのでオスでしょうか。新参者の私に、挨拶代りに羽を開いてくれました。
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 このオスはその後サザンカで吸蜜。ムラサキシジミの吸蜜シーンは、これまでビワの花で一回見ただけでした。サザンカの方が写真的には圧倒的にきれいです。
 
「食事中ぐらい撮影を遠慮しろ」と言われても引き下がれません。
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  ずんずん公園の奥へと進むと、トイレ脇の茂みの陰にカメラを構えた怪しい男性。盗撮犯であれば警察につき出さなければなりません。ちょっとあんた、そんなところで何してるの、といった感じで職質すると「怪しい者ではありません。蝶の写真を撮っています」と言い逃れをするではありませんか。しかし、よく見ると、カメラのレンズの向いた先には、ムラサキツバメ。怪しい男性の正体は、私も訪問したことのある某ブログの管理人さんH氏でした。
そこで、私も御一緒して、トイレ脇にしゃがんで撮影です。公園を見回るおまわりさんにとっては非常に怪しい光景ですが、お陰で地表で日向ぼっこをするムラツのオス、メスをカメラに収めることができました。
 
「トイレで撮影は失礼でしょ」と言われても引き下がれません。
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  渋い色のオスの方が好きという方が、ベテランブロガーの中にいらっしゃいますが、虫記者はまだその境地には達していません。その後、私が先に公園内で見つけた越冬集団を紹介すると、H氏も負けじと別の2つの集団を教えてくれました。なんと、その集団はカクレミノの木を隠れ蓑にしているではありませんか。これまでマテバシイとアオキばかりを探してきた虫記者の裏をかく展開です。カクレミノの木の名を知ってか知らずか、知略にたけた蝶たちでした。
 
 お馴染みの木、マテバシイで集団越冬するムラツ
「安眠を妨害するな」と言われても引き下がれません。
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 カクレミノの木で越冬する知恵者たち
「隠れ家を暴くな」と言われても引き下がれません。
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 日向ぼっこの定番、アオキでくつろぐムラサキシジミ。今度はメスでしょうか。
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  久々に大満足の一日。Iさん、Hさんありがとうございました。ただ、トイレ脇での撮影の際には、不審者と間違われないよう、くれぐれもご注意を。