虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

最後の御長寿さんとキティー顔の幼虫

 カマキリ密度の高かった葛西臨海公園でも荒川河川敷でも、もうカマキリの姿はありません。そこで20日は、最後の頼みの綱である港区の公園に行きました。おお、まだ生きていたか。懐かしい戦友に出会ったような気分です。ハラビロ君はまだ、元気でした。そろそろ冬至。カマキリ御長寿ギネス化計画では、彼が最後の一匹になるかもしれません。
 ここは日当たりが今一つで、周囲を見回すと枯れ草ばかり。餌になるバッタの姿はもうありません。何となく眼の色が、冴えないのが気に掛かります。この公園は週一回訪れるだけで、年末年始は休園なので、生きて再び出会うことはないのか、などと思うと何だか悲しくなります。
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 ポーズが以前と似ているので、オー・ヘンリーの名作短編「最後の一葉」を思い出し、このハラビロも絵なのではないかと疑って、至近距離で生死を確かめてしまいました。
 
 なんだか話が湿っぽくなったので、気分転換にわが家の可愛い新顔を紹介します。先日渋谷で見つけて持ち帰ったヒカゲチョウの幼虫です。幼虫越冬ですが、オオムラサキの幼虫のように冬に活動を停止することはないようで、キティーちゃん系の童顔でササの葉をバリバリ食べています。暖かい室内で甘やかしていると、あっという間に蛹化、羽化と進んでしまう恐れもあるので、本当は屋外に出した方がいいのでしょう。
 
はい、前を向いて
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はい、横を向いて
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おすまししてたら、肩がこったようです。フワーッとあくびをして。
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最後は、肩こり体操です。
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