12月26日の浜離宮。落ち葉の中で、キラキラと輝くミッキーを見つけました。何だか分かりますか。私も最初は正体が分からず、お菓子の包み紙のような人工的な模様だと思いました。
しかし、よーく見ると生物です。エノキの落ち葉と一体化していますが、これこそ噂に聞いていたミッキーマウス蛾こと、ミツボシキリガです。落ち葉の中で越冬していたようです。
手にのせてみると、蛾であることが分かります。
横から見ると、さらにはっきりと蛾だと分かります。
「蛾、蛾ってしつこいな。どうせ私は蛾ですよ。放っておいてくれ」
「蛾、蛾ってしつこいな。どうせ私は蛾ですよ。放っておいてくれ」
羽に付いた二つのマークは、耳の大きなミッキーマウスをイメージ化したようです。「ミツボシ」のミツと「キリガ」のキをつないでも、ミッキーになります。非常に良くできたネーミングです。などと、蛾本人にとってはどうでもいいことをつぶやいているうちに、蛾は「ばーか!」とか言い放って、どこかへ飛んで行ってしまいました。
ふと気が付くと、ズボンの裾に助けを求めるアオスジアゲハの幼虫。さっきのタブノキから落ちてきたのでしょう。
この寒さではとても蛹化できそうにないので、持ち帰ってあげました。でも既に凍傷の症状が出ていて、回復は望み薄のようです。