虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

ジグモの巣を引き抜く精神年齢の低い大人

 ジョロウグモは結構長生きで、1月にもその姿が見られますが、東京ではそろそろ見収めかもしれません。しかし、ジョロウグモが消えても、まだ見られるクモがいます。ジグモです。軒下にあるジグモの巣を引き抜く遊びは、子供の頃によくやりましたが、まさか、大人になって、そんな遊びをする人はいないでしょう。でも、大きな巣を見つけると、つい引き抜きたくなります。
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年末に葛西臨海公園の観覧車前のステージ下で見つけた大きなジグモの巣です。
つい引き抜いてしまいました。ちぎれないよう上手に抜くにはテクニックが必要です。中にいるのは、かなりグロテスクなやつです。相当怒っています。

「悪ガキかと思ったら、大人かよ。いい加減にしてくれ」
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 ついでに、卵のうを守る健気なジョロウグモの姿を御紹介します。冬に最後の産卵を終えたジョロウグモは、死ぬまで卵のうの傍でじっとしていることも多いようです。
 
産卵前はお腹がパンパン。(1月井の頭公園
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産卵後はお腹がペチャンコ。(12月館山)
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