虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

燈籠めぐりの狙いはフユシャク

 今週末は寒くて一歩も外へ出られない日が続きそうです。雪が降って喜ぶのは子供だけ。おじさんはとても、カメラを持って野山へなどという気にはなれません。そこで、先週末の明治神宮での風流な、灯籠めぐりの様子を紹介します。
 虫系の収穫が何もなかったこの日。帰り際に、ふと燈籠を見上げると、フユシャクが張り付いているではありませんか。灯火に集まるのは当然♂で、目指す♀の姿はありませんが、収穫ゼロよりはましです。
 
ミスジフユシャクのようです。
イメージ 1

 すると、次の燈籠にも、また別のフユシャク。
 最近見慣れてきたシロオビフユシャクのようです。
イメージ 2
 
 帰りの道すがら4、5カ所の燈籠を見ただけで、4種類のフユシャクが確認できました。
 
 ウスバフユシャク。今回は生きてます。
イメージ 3
 
年末に八王子でも出会ったチャバネフユエダシャク
イメージ 4
 
 神社の燈籠はちょっとした穴場。もし、きれいな巫女さんに、何をしているのか尋ねられても「燈籠めぐりが趣味で」と答えれば、好印象間違いなしです。「蛾を探してます」などと答えようものなら、嫌悪の目で見られるのがおちです。
 
イメージ 5
 
 こういう神聖な場所で、良からぬ妄想を抱いてはいけません。夫婦円満、家内安全を祈願しましょう。私もちゃんと、賽銭を入れて、お祈りしてきました。