虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

春の虫大量発生の予感

 ベトナム特集ばかりやっていると、ベトナム人かと思われて、日本の虫たちに忘れられかねないので、久々に国内の昆虫探しです。25日の千葉・市原市民の森。晴れたり、曇ったり、雨が降ったり、風が吹いたりと、変な天気でしたが、春の虫たち大量発生の予兆は十分感じられました。
 コガタルリハムシは既にウジャウジャの状態で、お腹パンパンのメスにオスが群がる光景があちこちで見られました。
 まずは一夫一婦制がうまく機能している例です。
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  しかし、メスの奪い合いで、激しい団子状態となるケースが多く見受けられます。横恋慕の邪魔者を投げ飛ばす光景も見られました。
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 ハムシ系は暑さに弱いのか、真夏よりも春が勝負。すでにイタドリハムシの姿も、ちらほらと。
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 ジョウカイボン(浄海坊)の仲間も、春早くから見られます。これはウスチャジョウカイでしょうか。トイレの壁にいましたが、手に取ると、カメラを構える暇も与えず飛び去ってしまいました。
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 そして、春のひょうきん者、ビロードツリアブは、既に山ほど発生していました。丸い毛玉のようなこいつが、野原でホバリングする姿は楽しいですよね。
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 鳥はようやくキセキレイと、今度は間違いなくオスと断言できるモズをゲット。
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 最後はモズが矢のように飛び去る姿です。「失敗、逃げられた」と思ったら、写真の端っこにこれが写っていました。
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