十字架を背負いながら、獲物を物色する虫がいます。その名はジュウジアトキリゴミムシ。25日の皇居北の丸公園では、ガマズミの葉に、ハムシ(たぶんサンゴジュハムシ)の幼虫が群がっていました。この幼虫を退治してくれるのが、ジュウジアトキリゴミムシです。背中の十字模様は、食い殺した幼虫の成仏を祈るためのものかもしれません。
一方、春に現れた小さな虫たちは、世代交代のため、早くも恋の季節です。トホシクビボソハムシは、いい伴侶を見つけたようです。
ケブカサルハムシの仲間はナンパの最中のようです。
「なあ、いいだろう」「でも、出会ったばかりだし」
「なあ、いいだろう」「でも、出会ったばかりだし」
そして、幼虫時代に私にいじめられたトホシテントウは、立派な蛹になっていました。