葛西臨海公園では、アカスジキンカメ以外にもう一種、大量発生しているきれいな虫がいました。
まずは犯行現場その1をご覧下さい。タブノキの枝をかじって若芽を枯らした現場です。後ろに赤いものがボヤッと見えますか。
赤い物を確認してみましょう。やっぱりあいつです。ホシベニカミキリです。素知らぬ顔をしています。
正面から見ると、悪人面です。もうしらを切り通すことはできません。
こちらは犯行現場その2です。タブノキの幹にたくさんの傷や穴があります。幼虫時代に木の中をさんざん食い荒らしたあと、成虫になって出てきたようです。
近くに犯人がいました。やはりホシベニカミキリです。
彼らの集中攻撃を受けたタブノキには、悲惨な状況になっているものが多くあります。でも、虫好きにとっては、これが嬉しいんですね。この傷から出てくる樹液に、カブトムシやクワガタムシが集まることがよくあるんです。意外な穴場です。
かわいそうなタブノキは、鬼の金棒のようなアオスジアゲハの若齢幼虫の攻撃も受けていました。泣きっ面に蜂ですね。