アブラムシ退治にゴイシシジミ

　１５日の狭山丘陵。びっくりしました。ゴイシシジミがこんなにたくさんいるところがあるんですね。さいたま緑の森博物館の方に聞いてみると「特に今頃は多く見られます」とのことでした。

　あちこちにヒラヒラと飛んでいる小さなシジミは、ヤマトではありません。止まったところを確認すると、ほとんどがゴイシジミミです。

 

　笹の葉裏で何やら怪しい行動を取っているやつがいました。

 

　裏から覗くと、ササコフキツノアブラムシというアブラムシの群れの中に産卵中。

 

　そうなんです。ベジタリアンが多い蝶の中で、ゴイシジミミは日本では唯一、完全に動物性の餌に依存する蝶なのです。幼虫はアブラムシを食べ、成虫はアブラムシの分泌物を食べるそうです。

 

　産卵後はアブラムシ牧場のミルクをいただきます。

 

　あとで、アブラムシの群れを覗いてみると。ありました。卵です。次に来るときは幼虫や蛹も確認したいと思います。