虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

ショウリョウバッタの体色に悩む

 ショウリョウバッタは秋の草原の人気者。♀は特に、体が大きくて、日本最大のバッタですよね。子供たちは、大きなバッタを捕まえて大喜びですが、大人はその体色変化について、深く考察したりします。
 
 緑のショウリョウバッタは、当然濃い緑の草むらにいます。
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 茶色系のショウリョウバッタは、枯れ草の多い場所にいます。
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 そして、デザイン的にイチオシの中間型は、縞々模様の場所に。
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 なんて、そううまくはいきません。緑のが茶色い地面にいたり、茶色のが青々とした葉の上にいたりするんですね。自分の体色に合った生活場所を選んでいる賢いやつもいれば、アホなやつもいるということでしょうか。たまたま体色に合った場所にいたのが、生き残るという構図かもしれません。
 
 そんな面倒なことは学者に任せて、大きなバッタを捕まえて大喜びする私のような大人もいます。
 
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 似ていると言えば似ている。似ていいないと言えば似ていないですね。こっちはちょっとノッペリした感じで、コバンザメに似ているなという印象です。