虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

カブトムシ山に帰る

 今回紹介するのは、「カブトムシ山に帰る」。小学校高学年の作文コンクール課題図書なので、お子さんをお持ちの家庭では、ご存じの方も多いでしょう。最近野山で見かけるカブトムシが小さくなっているのはなぜか。謎解きをしながら、自然への知識を深めていくことができる本です。コンピュータゲームの世界から、子供たちを自然に引き戻すには、やっぱりカブトムシの力が必要ですね。
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著者の山口進さんには、モス・ウィークのイベントの際にお話を伺い、サインまでいただいてしまいました。
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昆虫記者の視点からは、野山のカブトが小さくなる一方で、まるでカブト養殖場のような環境の都会の公園では、逆に大きなカブトが増えているという1章を付け加えたいと思います。

ついでに、小学校課題図書には決してなり得ない私の拙著「昆虫記者のなるほど探訪」も手に取っていただければ、有難いです。
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「なるほど探訪」なんじゃこりゃの虫図鑑のページです。