しかし、ブタクサハムシは、日本でその存在が確認されたのが1996~97年という、新人外国人選手ですから、温かい目で成長を見守ってやりたいものです。
裏高尾の小道にも、オオブタクサが山ほど生えていました。
当然ブタクサハムシも山ほどいます。
このオレンジ色の粒々がブタクサハムシの卵のようです。
新鮮な果汁がいっぱいつまっていそうですね。
こちらは腐りかけのオレンジ、ではなくて孵化直前の卵です。
ほうら、ぞろぞろ出てきました。ブタクサハムシの幼虫です。
大きくなった幼虫です。
これが蛹室。葉っぱの上にメッシュの蛹室を作って、蛹になるようです。
今や、ブタクサがあればどこにでもいるハムシですから、1996年どころか、ずっと以前から密かにブタクサ退治をしてきたのだと思われます。もしかしたら、マッカーサーが持ち込んだ秘密兵器だったのかもしれません。
家族に深刻な花粉症患者を抱える虫記者としても、ブタクサハムシの活躍に大きな期待を寄せたくなります。頑張れブタクサハムシ。