銀座の街角で、憧れの彼女を見つけました。声を掛けると、恥ずかし気に、ポッと頬をピンクに染めるような、そんな純真な少女。
彼女の名は、ベニモンアオリンガ。これまたツツジの植え込みにいる虫です。
ういういしい初恋のような色合いですね。そんな恋は、私には関係のない他人事なので、せめて虫を見て想像をたくましくします。
上から見ると、両頬がピンクに染まっています。幼虫はツツジの蕾などを食べるのだそうな。
なるほど、ツツジの蕾はこんな色合い。これを食べて育つと、そっくりな色模様のベニモンアオリンガができるわけです。