虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

虫殺しのモズ吉、面が割れる

金沢自然公園の鳥撮は不作でした。でも一つだけ、個人的には嬉しい今年初撮りがありました。モズの♂です。 かなり遠くの木にとまった一羽の鳥。ファインダーで確認するとモズ♂のようですが、完全な枝かぶり。しかも、その木に向かって、にぎやかな親子連れが…

キュートなエナガと引き立て役のハシビロ

1日の新宿御苑で、ようやくエナガの少し可愛らしい写真が撮れました。これまではエナガに怒られそうな、変なポーズやボケボケの写真ばかりだったので、エナガ君にもちょっとは満足してもらえそうです。 エナガの可愛さ際立たせるために、まずは人相の悪いハ…

アオゲラ?ボケ写真で犯人特定できず

それでは、26日の代々木公園にいた謎の鳥の正体を明かしましょう。そうです、アオゲラです。えっ、写真がボケボケで何だか分からない?。買ったばかりの一眼レフカメラが泣いてる?。こんな写真ならガキでも撮れる?。だって、夕方だし、遠いし、動きは速…

ノスリだったらどうしよう

26日の千葉市・泉自然公園。小6の息子が行方不明になるという大事件が起きました。15分で戻って来るはずが、1時間近くたっても、集合場所に現れません。必死の捜索で見つけ出すと、何かワシみたいな鳥を撮っていたと言い訳します。 モニターで確認する…

電車おたくのホシゴイ

春うららの金曜日、会社帰りに皇居の外堀に行きました。昔はよくここで、クチボソ釣りとかやったものです。ふと見ると、土手の中ほどに大きな鳥。ホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)のようです。じーっとどこかを見つめながら、微動だにしません。茂みの中に隠れて…

ゴイサギの「ろくろ首」

珍しく仕事が忙しくて、ご無沙汰しました。今回は、Birdingさんに居場所を教えていただいたわが家の近くのゴイサギの物語です。 昔々、中央区月島に、首のない、かわいそうな鳥がおったそうな。名はゴイサギと言ったそうな。「神様、私に首を下さい」…

青い鳥の過剰サービスにたじたじ

18日は、またまた、皆様のフィールドお邪魔シリーズ。「市川散歩」の市川さんの本拠地の大町自然園に遠征しました。不慣れなフィールドでもたもたしていると、待ち構えていたかのように登場したのは市川さん。「土曜に行きます」と宣戦布告していたので、…

これぞバードウォッチャーの鏡

皇居の堀にはカワラヒワの群れも来ていました。木の枝と地面を行ったり来たりしていたので、ようやく背中の波模様を入れた全体像を写すことができました。 低い木にもとまってくれたので、群れの姿も撮れました。 「やったー。これでカワラヒワ卒業」と喜ん…

美ジョガーの群れとヨシガモ

「がっちゃん」さんのコメントで突然、皇居のヨシガモのことを思い出しました。毎年同じところにヨシガモの群れが来ています。ただ、撮影を思い立ったのが11日の土曜日。ものすごい数のジョガーが予想される中、桜田門に向かいました。 ちょっと小さめの群…

オシドリの超能力

厳寒の日の明治神宮。宝物殿の前の池でオシドリがたくさん泳いでいました。10羽以上いるようです。と、その時、群れの中の一羽がすくっと水の上に立ち上がったではありませんか。そして水の上を歩いていきます。超能力ならぬ鳥能力です。忍法アメンボの術…

意外と気の荒い巫女さん

皇居の堀にミコアイサを見に行きました。巫女と呼ばれるだけあって、清楚なお姿です。周囲に沢山いるキンクロハジロとは大違いです。 ところが、正面から見ると、モヒカン頭にサングラス。どう見ても堅気の鳥ではありません。 そして、大あくび。清楚なイメ…

キツツキに技を教わる勉強熱心なメジロ

谷津干潟を一周した後、hanaoyajiさんのテリトリーにお邪魔すると、コゲラが歓迎してくれました。 コゲラがコツコツと木をつついていると、新しいお客さんが。 メジロ「コツコツって何してるんですか。楽しそうですね」 コゲラ「遊んでるんじゃない…

和製フラミンゴを発見

立春の谷津干潟。ついに恐れ多くもbirdingさんの本拠地に進出です。そこで発見したのは、一本足で休む和製フラミンゴの姿でした。 優雅に干潟の中を歩いていたセイタカシギが、片方の足を徐々に体の中に格納していきます。 そして、最後には、完全に…

御苑は熱帯インコの天国に

先日代々木公園でみつけた熱愛インコ。調べてみると、新宿御苑には大集団がいるらしい。3日に早速行ってみると、ギー、ギーと熱帯のジャングルを連想させる声。バサ、バサと羽音がしたと思ったら、10数匹の群れが飛び立ちました。見慣れない細長い尾。イ…

野生化インコの熱愛発覚

代々木公園で熱愛現場を目撃しました。周辺に発展場があるから気を付けなさいと妻に注意されていましたが、こちらは異性間の純愛のようです。といっても、人間ではありません。鳥です。鳥といっても、どうやら普通の野鳥ではないようです。ネットで調べたら…

かき氷好きのツグミ

30日の浜離宮。この寒い中、ツグミが雪を食べているところを目撃しました。固まった残雪を小さく割って食べているようです。シャーベットとか、かき氷とかの感覚なのでしょうか。冷たいものばかり食べてお腹をこわさないかと心配です。まあ、鳥が暖かいス…

土ごと虫を食べるマナー違反のアオジ

28日はバードウォッチャー天国の横浜舞岡公園へ。しかし、タシギとか、カワセミとかに接近遭遇しながら、完全に撮り逃がすという失態。落ち着いて撮れたのは、アオジだけでした。 ここのアオジは数が多い上、サービス精神旺盛で、1メートルくらいの距離に…

サーフィンに興じる都会のカモたち

27日の葛西臨海公園。海岸に出たら、サーフィンに興じる鳥たちの姿がありました。 最初は沖の方にいたヒドリガモとコガモの群れが、だんだん岸辺に近づいてきました。 すると、護岸近くの波の荒いところで、サーフィンを始めたではありませんか。さすがは…

魔法の鏡でカイブツに変身するカイツブリ

25日、息子の用事で出かけた井の頭公園で、カイツブリを発見。撮影した写真をよーく見てみると、ありゃ、こりゃ何だという奇怪な姿が写っていました。 実は水面の微妙な波が魔法の鏡、マジックミラーの役目を果しているのでした。 一番上が実物のカイツブ…

エゴイストのヤマガラ

ヤマガラの写真を撮るなら、エゴノキが頼りになるということを偶然知りました。バードウォッチャーの方にとってはきっと常識なのだと思いますが、私のような素人は、こんな基本情報を意外に知らないものです。 先週末に行った明治神宮。宝物殿前の芝生広場に…

入場無料の行水ショー

井の頭公園の嫌われ者カラスです。カラスと言えば、有名なのは「カラスの行水」です。この公園の水没した桜の木のステージでは、行水ショーが無料で見られます。水戸黄門の由美かおるの入浴シーンと違って人気がないので、観客は私一人です。 じりじりと、水…

白髪頭の鵜と寝ぼけ眼のゴイサギ

自宅から歩いて行ける範囲で、バードウォッチングの好適地を見つけました。灯台下暗しです。江東区の仙台堀川と横十間川が交差する付近。都会の真ん中の小さな運河なので自然の景観とは程遠いのですが、餌をやる人がいるので、水鳥がわんさといます。 カモ…

浜離宮でバードウォッチ入門

バードウォッチングの初心者入門は水鳥と教えられたので、21日は浜離宮に遠征(実は職場から目と鼻の先)です。もう夕方で、手がかじかむほどの寒さ。そんな時、憎たらしいほど、あったかそうなアオサギを見つけました。毛皮のコートのような羽です。 も…

衝撃。墨田区の森が消滅

墨田区の荒川河川敷にあった森が、消えていました。衝撃です。今年夏には沢山の虫や鳥がいた豊かな森があったのです。なのに18日に行ってみると、木はすべて切り倒され、残骸だけになっていました。恐らく何十年もかかって出来上がった自然の雑木林が、あ…

渡世人カワセミと半人前のコサギ

単なる虫ウォッチャーではなく、芸域をバードウォッチャーにまで広げたいので、金沢自然公園続編は鳥です。小さな池のほとりで、カワセミを発見。早く魚取りの必殺技を見せてくれ。すると。 右を向いても 左を見ても、馬鹿と阿呆のカメラマンばかり。どこに…

角乗りの練習に余念が無いカルガモ

東京江東区の木場公園。木場の木材業者の伝統芸能と言えば、角乗りです。しかし、真冬の角乗り池には、カモ以外だれもいません。 しかし、池の中を覗くと「おっ」。誰かが角乗りの練習中。 カルガモとオナガガモの集団でした。 中でも特に、腕前がよさそうな…

妖怪人間の手

妖怪人間ベム、ベラ、ベロの誰かの手。お前は浜離宮にいたのか。 野鳥公園のボランティアさんに教えてもらった簡単なサギの見分け方。妖怪人間の手に似た足が黄色ければコサギ。 ということで、正体はコサギでした。 では、この二つ並んだおしりは誰。 正体…

本物のオシドリ夫婦

11月16日新宿御苑で本物のオシドリ夫婦を発見。夫婦たるもの、皆こんな風に仲良くありたい。が、現実はそううまく行かない。 冬が近づくと、虫の姿が減り、渡り鳥が多くなる。撮る虫がいなければ、自然とカメラは鳥に向く。しかし、虫撮り用のカメラなので、…